今回は猫の視覚について調べていきたいと思います。

市か区。。。ロバートの秋山さんを思い出してしまいました。。。

失礼!では本題に入っていきましょう。

 

1. 夜行性に適応した視覚

猫は夜行性の動物であり、暗い場所での視覚が非常に発達しています。猫の目には、人間よりも多くの桿体細胞(低光量で働く視細胞)があり、これにより薄暗い環境でもよく見えるようになっています。実際、猫は人間の約6倍の暗闇視力を持つとされています。これにより、夜間の狩りや移動に適した視覚を発揮します。

2. タペタム(Tapetum lucidum)による光の反射

猫の目が暗闇で光るのは、目の奥にあるタペタムと呼ばれる反射層のためです。この層は、目に入った光を再び網膜に反射させることで、わずかな光を効率よく利用して視覚情報を捉えることができます。このため、猫は非常に暗い場所でも活動が可能です。

3. 視野の広さ

猫の目は顔の前面に配置されていますが、人間に比べて広い視野を持っています。猫の視野はおよそ200度であり、人間の約180度より広い範囲をカバーしています。ただし、猫の視野の中央部分は人間ほど鮮明ではなく、動きに特化した視覚能力が高いです。つまり、動く物体には敏感ですが、静止している物体は見えにくいことがあります。

4. 色覚の違い

猫は、人間ほど豊富な色を認識することができません。猫の目には錐体細胞が少なく、特に赤やオレンジといった色の識別が苦手です。猫は、主に青色緑色の範囲で色を認識し、赤やピンクなどは灰色や暗い色に見えるとされています。これは、猫が進化の過程で主に夜間や薄明薄暮の時間帯に活動していたため、色覚よりも光の感度を優先する必要があったからです。

5. 動体視力の優位性

猫は特に動く物体を捉える能力に優れています。狩りをする際には、わずかな動きにも素早く反応し、獲物を捕らえることができます。この動体視力は、日常の遊びや狩猟行動にも反映されており、猫が素早く反応して飛びつく様子が見られます。

6. 近距離視力と遠距離視力

猫は、視覚においては遠くを見るのが得意です。大体2~6メートルの範囲がもっともよく見える距離とされ、これは狩りをする際に必要な距離感です。一方で、近くのものを見る能力はあまり高くありません。目の前にある物体はぼんやりとしか見えないことが多く、主にヒゲや触覚で物を認識することが多いです。

 

当然ですが人間とはかなり違いがありますね。

全体を通して思いつくのは『おもちゃの選び方』ですかね!

色も動きも猫が認識し易いものを選んであげたいものです。